FXにチャート図を使う




698734i FXは異なる2つの通貨を一組のペアとし、外国為替市場の為替相場のレート変動を利用して互いに売買をしながら、その為替差益を求めていく投資取引になります。
少ない資金で大きな投資を行えることや、一日24時間、時を選ばずに取引きが行えることなどから、忙しいサラリーマンや家事や育児で時間が取りづらい主婦などにも人気を集めています。

しかしながら、投資の取引きルール自体は為替相場の変動を利用した、本格の取引きであるために、為替レートをどう読んでいくのか、という事が利益を生むのか、損失を被るのかのカギになってきます。

為替相場は、通貨を発行するそれぞれの国と地域の経済状況や政治動向、地震や津波といった自然災害、戦争やテロといった事柄や、それに付帯した世界中の投資家の売買心理などにより、秒単位で刻々と変化しており、これを予測することは大変に難しいのです。

こうした為替相場のレート変動を読み解いていくために、様々な分析方法が編み出され、その中でも比較的短期間のレートの動きを調べることに特化した分析を「テクニカル分析」といい、さらに為替の過去の数値を図表化して見やすくしたものを「チャート図」とよんでいるのです。

このようなチャート図は、その意図や目的によって実にいろいろな種類があるのですが、そのうちの一つに「一目均衡表(いちもくきんこうひょう)」というものがあります。
これは、為替レートの時系列に着目したチャート図で、図表化に特化したチャート図の特性を生かし、視覚的のから背レートの方向性やその転換期が分かるようになっています。

一目均衡表は、基準線という線を基本とし、先行スパン1、先行スパン2、転換線、遅行線という五つの線を用い、この五本の線から導き出される、雲というエリアに注目していきながら分析を行っていきます。

一目均衡表での分析においては、雲が重要な役割を果たします。チャート上に図形で現れるこの空間に対してレートがどのような動きを見せるかで、今後の変動を分析していきます。
雲のエリアがとても広範囲で「厚い」場合には、レートがそこを抜けることが困難になります。ここでレートが戻ってくる可能性が高く、また、これを突破するような勢いのあるレートであればそのままの勢いで一気に流れていくことが多いのです。
また、雲の真ん中で留まるような場合は、上か下かに急に動き出すことがあるために、通貨を保持している場合はいったん決済をしておくのもリスク回避になるでしょう。

また、雲を形作る上にある線と下にある線が入れ替わって次の雲を形成し始めるポイントを、ねじれ、と呼んでいるのですが、この近辺にレートが差し掛かった時も、先ほどと同じように急激なレート変動がある場合があるので注意が必要です。

このように、為替相場の値動きによってその利益と損失が決定づけられるFXでは、こうしたチャート図をいかに用いて分析していくかによって、予測を立てることができます。
また、一つのチャート図よりも複数のものを用いて多角的に分析することで、その精度も良くなる可能性が高まりますので、ぜひ利用してみるのが良いでしょう。